第58回早慶ボクシング定期戦

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【第58回ボクシング慶早戦〜2連覇をかけて〜】

昨年の大勝利から一年、平成26年12月6日は我々ボクシング部にとってはホームで迎えた試合となり、昨年を超える大接戦となった。

<第1試合>
ライトフライ級の両選手は本塾和田
龍之介(理工3年)、対する早稲田は高3時にインターハイを制した一年エース、岩田翔吉選手(ス1年)。和田は今までトレーナーとしてこの部を支える立場で貢献してきたが、今年からは選手になり、キャリア最大の相手と対戦する。
1R目、お互いにジャブで出方をうかがい、軽量級らしいスピード勝負になる。岩田は和田のまっすぐ出る右のタイミングを読みずらいのか、1R目は和田の攻撃が光った。
2R目、和田の打ち終わりにパンチを合わす岩田の攻撃が当たり始め、和田は後退してしまう、そこをすかさずレフェリーが止め、TKO負けとなってしまった。だが下馬評不利な中、好パフォーマンスを見せた和田のお陰で慶應の応援は盛り上がっていく。まずは0-1とされる。

<第2試合>
フライ級、本塾の松井祐樹(法政3年)は昨年の慶早戦をカットの為30秒で試合が止まってしまい、今年はスッキリ勝ちたい気持ちが強い。対する早稲田は佐藤雄介選手(政4年)。サウスポーであり、好勝負が期待される。
まず仕掛けたのは松井だった。相手の死角に入る様に左回りに力強いジャブを打っていく。早稲田の佐藤選手はそのジャブをかいくぐり、左ストレートを当てたい。3R目にはお互いのパンチが当たり始め、そして松井の右カウンターが当たるようになる。結果このパンチが評価され、松井の勝利。これで1-1と同点に。

<第3試合>
バンタム級、本塾は一年生の時から早慶戦、リーグ戦優勝など華々しい好成績を残し、また本年度の長崎国体に3年清水、2年の梅津とともに全国大会に出たエース、田中和樹(総2年)である。対する早稲田は花立修平選手(文3年)。
1R目、花立選手のジャブとフットワークが良く、立ち上がりは若干硬さが見えたが、後半ボディー攻撃が当たり始め、2ラウンド目には田中の右ストレートが当たり始める。
後半から失速した相手に次々とパンチが当たり始め、2TKOで田中が仕留めた。前半意外に相手が上手く、プレッシャーをしのいだ田中の圧勝で2-1と本塾がリードする。

<第4試合>
ライト級1、本塾は一年にして慶早戦に抜擢された期待の新人、折敷出(おりしきで)陸(法法1年)の登場。対する早稲田は淡海選手(教育2年)。国体選手でもある格上の相手に挑んだ。
テンポが早い両選手はお互いカウンター狙いで始まる。淡海選手は右カウンターを当て、折敷出は左ジャブからの右ストレートが当たる、両者譲らない展開を広げる。1〜2ラウンド目までは拮抗したが、3ラウンド目になると折敷出の力強い左ジャブが相手選手の顔を跳ね上げた。奮闘したものの、結果は淡海選手の勝ちとなった。これで2-2となり再び追いつかれる。

<第5試合>
ライト級2、本塾は前主将友野直人(経4年)。ボクシング部を低迷から復活させた立役者である、そんな友野は高校時代は関東大会3連覇の強豪、江口礼選手(ス2年)と全キャリアを賭けて戦う。
リング内に強打が飛び交う。1ラウンド後半、江口選手の左フックが友野のこめかみを捉え、ダウンしてしまう。しかし、ここから脅威の粘りを見せる。お互いボディ、顎にパンチを当て続け、凄まじい打ち合いを繰り広げ、終了ゴングとなった。結果こそ友野は負けたが、ボクシングとは勝つだけではなく、いかに立ち上がるか、這い上がれるのか、そこが人生においても重要なのだ。と部員に拳で伝えた友野の気持ちを、後輩たちは口には出さないが、感じ取っていた。
これで2-3とついに逆転される。

<第6試合>
ライトウエルター級、本塾は副将の三浦三四郎選手(商4年)、対する早稲田は三浦の永遠のライバル、伊藤未来也選手(ス3年)である。昨年、一昨年と両者は対戦しており、どちらも伊藤選手が勝利しており、4年生で最後になる三浦は、リベンジし、ここでボクシングキャリアを最高の勝利で締めくくりたい。
結果は三浦の圧勝だった。1R目からボディ、左フックを叩き込み、昨年までとは別人の様にパンチが決まっていく、伊藤選手は三浦の勢いを止めることができない。2ラウンド目には右ストレートが決まり、ダウンを奪う。三浦の勢いは止まらない。3ラウンド目には左ボディーが伊藤選手のレバーを捕らえ、さらにダウンを追加注文する。
リベンジに成功した三浦のお陰で、勝負が最終試合で決まるという見事な繋げ方をした。そして3-3と同点に。

<第7試合>
ウエルター級、本塾からは長谷川嵩朔(経4年)、対する早稲田は東真也選手(基理1年)。これで勝負が決まるという場面で、長谷川は4年生、東選手は1年生という対決になった。
3年時にリーグ戦を優勝したが、怪我で4年時のリーグ戦は出られなかった長谷川に最高の場面が回ってきた。負けられない気持ちを最後のリングで見せることができるか、集大成である。会場のテンションはMAXになり、ゴングが聞こえないぐらいの声援が飛び交うなか、試合が始まった。
東選手が足を使い、長谷川がコーナーに詰める展開が続く、ジャブがお互いに良く出て、東選手のフックもよく当たる。すると2ラウンド目、ワンツーを主体に戦っていた長谷川がフェイントを見せ、右ストレートが東選手の顎を直撃、会場の度肝を抜くダウンを奪った。長谷川が自慢の豪打をいかんなく見せつける。そのまま最終ゴングとなり、判定で長谷川の勝利。勝利のコールを聞いた応援席の盛り上がりは最高潮。そしてこの試合により早慶戦2連覇となった。

最終試合にまでもつれ込む壮絶な戦いであったが、何とか2連覇を達成する事が出来た。
 

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関東大学ボクシングリーグ2部・3部入替戦

【22年ぶりの2部昇格へ】

《慶應義塾大学×専修大学》

【LF級・第1試合 和田龍之介(理工3) ×3RTKO○ 大須賀諒也選手】

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昨年はLF級を出せなかった塾ボクシング部のため、トレーナーから選手に復帰、7キロの減量を経て、入れ替え戦でのデビュー戦を果たした和田。キレのあるパンチをヒットさせ、善戦するものの、後半からはガードの空いたところにパンチを合わせられてしまい、惜しくもTKO負けを喫してしまいました。

【F級・第2試合 松井祐樹(政治3) ○WP× 加藤滉太郎選手】
[2-1(29-28,29-28,30-27)]

昨年度はこの入れ替え戦の舞台で勝てなかった分、必ず勝ちたいと意気込む松井。序盤から長くキレの良いリードパンチを当て、試合を有利に展開し

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ました。強豪の相手に対して一歩も引かず、最後まで手数を出し続けた松井の勝利、1勝目を挙げて仲間につなぎます。

【B級・第3試合 田中和樹(総合2) ○WP× 乙川祐太選手】

[3-0(30-27,29-27,30-26)]

昨年度も3部優勝、入れ替え戦でも勝利を収めている田中。
序盤から3つ4つのコンビネーションを積極的に仕掛け、クリーンヒットさせていきました。
中盤からは前に出てくる相手に対して、下がりながらも綺麗にパンチを当て、かつ相

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手のパンチは紙一重のスリップで避けながら終始安定した戦いを見せて、松井に続く二つ目の白星を挙げました。

【L1級・第4試合 友野直人(経済4) ×1RKO○ 松本拓也選手】

勝って勢いをつけたい4試合目。塾ボクシング部からは主将の友野が挑みました。1R目から持ち味の手数と相手懐の奥に突き刺すボディで試合を進めますが、1R中盤、サウスポーである相手の強烈なコンビネーションをもらってしまい、不運にも試合を止められてしまいました。

【L2級・第5試合 宮本典明(法律3) ×WP○ 中田耕右選手】miura_exc.jpg

[0-3(25-30,25-30,26-30)]

2対2の同点で、L級・3年宮本。相手は少年ライト級第8位の強敵ではありましたが、序盤から積極的に先手を出していき、試合を進めていきました。しかし、途中から相手のパワーに押され下げられる展開に。それでも負けず最後まで手を出し続けましたが、惜しくも判定負けとなってしまいました。

【LW級・第5試合 梅津志門(商学2) ○WP× 岩澤翔選手】
[2-1(29-28,29-28,27-30)]

win_exc.jpgLW級はサウスポー同士の対決となりました。今回の試合では梅津は接近戦に持ち込み、パンチャーの相手に対してガードを固め、頭を振って、得意の左ストレートを丁寧に当てていきました。
3R目、手数は少し落ちてきたものの、執念と気迫で最後まで自分のボクシングを貫きました。ここで負ければ終わってしまうという最も緊張感が高まった場面でしたが、見事判定で梅津の手が上がり、勝利することができました。3対3の同点にし、三浦につなぎます。

【W級・第7試合 三浦三四郎(商学4) ○TKO3R× 小野滉平選手】

最終戦のW級第7試合で入れ替え戦の勝敗は決まるという場面で、副将の三浦。win2_exc.jpg

1R目から自身が得意とする、前に出るボクシングで相手を圧倒、そして2R目に連打を浴びせダウンをとり、さらに3R目に二度目のダウンを奪うと、相手セコンドからタオルが投げ込まれました。この時点で4対3で、入れ替え戦勝利を決めました。

各階級それぞれが大接戦の試合でしたが、最後の最後まで絶対に諦めない気持ちを持った本塾の選手達が1戦1戦つないでいき、入れ替え戦を制することができました。昨年の入れ替え戦では惜しくもあと1勝届かず、涙を飲みましたが、その悔しさをバネにして1年間、練習に励み、今回の入れ替え戦では見事専修大学に勝利、平成4年以来となる22年ぶりの2部昇格を成し遂げることができました。

応援してくださったOB・OGの皆様、誠に感謝しております。来年度は後楽園ホールにてリーグ戦を戦うことになりますが、是非ご来場・ご声援いただけましたら幸いに存じます。

改めて皆様のご協力・ご声援に衷心よりお礼を申し上げます。
今後とも一層のご指導ご鞭撻の程、宜しくお願い致します。

慶應義塾体育会ボクシング部
主務 吉山旭